© 下野新聞
1996年(平成8年)1月26日
栃木県宇都宮市


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1996年(平成8年)1月26日
栃木県宇都宮市

賃金支払い求め英会話学校訴え
宇都宮地裁に講師ら

勤務していた英会話学校の賃金が昨年十一月分以降支払われていないとして、外国人講師六人と事務員四人が二十五日までに、学校を経営する「アメリカンクラブ」(本社宇都宮市)に未払い分賃金計約五百十五万円の支払いを求める仮処分申し立てを宇都宮地裁に行った。

申立書などによると、同社は一九八六年に設立され、宇都宮、小山、真岡市と、茨城県古河市で英会話学校を経営。十人は昨年一月から十一月にかけて、宇都宮校などで働き始めたが、昨年十二月に宇都宮校が閉鎖、他校も現在は事実上閉鎖状態にあり、うち二人は十二月退職した。

賃金は毎月二十六日に支払われるはずだったが昨年十一、十二月分の支払いはなく、同社が賃金契約している外国人講師のアパートも家賃が未払いのため、立ち退を迫られているという。退職した二人を除く八人は、今月二十六日の賃金も支払われないこと確実として、合わせて支払いを求めている。